5月3日(祝)、SHINAGAWA1930「PORTO」で「学んでつくる、薬膳すりながし」の講座を開催しました。
すりながし協会とトレ・ミ・キッチンのコラボ講座です。
「すりながし」は、旬の素材とだしで作る日本の伝統料理。
「薬膳」は、食材の薬効を生かして病気になりにくい体づくり=「未病改善」を行う中医学。
旬の食材をたっぷりとれる「すりながし」は、「薬膳」を実践するのにぴったりの料理です。
そこで、薬膳の考えを取り入れたすりながしを「薬膳すりながし」と名づけ、
薬膳すりながしを毎日の食卓に取り入れて体調をととのえることを提案する講座を開くことにしました。
この日の講座は、「薬膳とは何か」の座学から開始。トレ・ミ・キッチンの主宰者で、国際中医薬膳師の資格を持つ志賀智沙代先生が、わかりやすくレクチャーします。
その後、実際、自分の体調はどの傾向にあるかを、参加者のみなさんに「未病チェックシート」のサイトにアクセスし、チェックしてもらいます。この日は、仕事での疲労などで陥りやすい「気虚」の傾向のある方が多かった模様。それぞれの自身の体調について、随時質疑応答していきます。
座学の後はズッキーニの薬膳すりながしをつくるワークショップ。ズッキーニの皮と身を別々に蒸したものを、だしと味噌と合わせてハンドミキサーで撹拌します。
盛り付けは、皮のすりながしをハート型のセルクルで抜き、まわりに身のすりながしを流し込みます。濃厚なすりながしだからこそできるワザ。ズッキーニの皮と身の味の違いも楽しめます。
ズッキーニのすりながしに、雑穀ごはん、先生手作りの韓国の山菜チナムルのナムル、品川にちなんで江戸前の青まぜ海苔を配膳し、試食の時間。みなさん、完食され、すりながしはお代わりもされました。
すりながしの作り方や、自身の体調についての質問など、思い思いの質問と会話が飛び交い、和やかな雰囲気の中、講座は終了しました。
次回のSHINAGAWA1930での講座は、7月18日(祝)に開催予定です。お楽しみに!