すりながしとは

「すりながし(擂り流し)」は、野菜や魚介などの食材をすりつぶし、だしでのばした、日本の伝統料理です。

ペースト状にした食材をだしで溶いて作るすりながしは、いわば日本生まれのポタージュスープ。だしのうまみが素材の味を最大限に引き出すため、素材そのものの味が感じられてしみじみとおいしく、素材の栄養を丸ごとたっぷり摂れて、ヘルシーです。

かつては濾し器やすり鉢を使って作ったため、手間のかかる料理でしたが、今はミキサーやハンドブレンダーを使えば、簡単に作ることができます。

旬野菜を手軽に楽しめる「すりながし」を、毎日の生活に取り入れてみませんか。

すりながし協会について

すりながし協会は、『すりながしのレシピ』の刊行をきっかけに、日本の伝統料理であるすりながしを、日常的に食される料理として広めたいとの思いから設立されました。

書籍紹介

すりながしのレシピ

野菜や魚介をすりつぶして、だしてのばした日本のポタージュ、すりながし。旬を味わうヘルシーなスープの基本&アレンジレシピ70。

2018年10月10日発売
著者:長島博

マンガでわかる日本料理の常識

なぜ日本人はもちもち食感が好きなの? だしが生まれたのはなぜ? うま味が日本で発見された理由は?……ふだん当たり前と思っている日本の食文化の「なぜ?」を探ると、日本の自然・風土、民俗、歴史につながり「合点」がいく。教養本としてもおすすめの一冊。

2021年4月13日発売
監修:長島博
イラスト:大崎メグミ