2019年9月28日、すりながし協会は、横浜のシェアスペース「BUKATSUDO」で、国際中医薬膳師の資格を持ちトレ・ミ・キッチンを主宰する志賀智佐代先生とともに「いちにち入門」第1回として「すりながし×薬膳」の講座を開催しました。食材の薬効を生かして病気になりにくい身体作りを行う「薬膳」の考え方は、旬の野菜をたっぷり摂れる「すりながし」ととても相性がよいのです。
2時間半にわたる講座は、薬膳の基礎知識の講義、薬膳を取り入れたすりながしをみんなで調理して試食、と欲張った構成です。最初の約30分の座学では、志賀先生がパワポを用いて薬膳とは何かについてわかりやすく説明。基本がわかったところで、Webサイト「未病ドットコム」の「未病チェックシート」を使って各自の体調をチェックします。こういうアクションがあると、知識が身につきやすいですね。
座学の後は、参加者全員でかぶのすりながしと梨のすりながしを作るワークショップ。初めてハンドブレンダーを使う方もすぐに慣れて、なめらかなすりながしができていきます。すだちを松葉の形に飾り切りし、花麩と一緒にトッピングすると、かぶのすりながしが一気に華やぎ、歓声が。
最後は食事&質疑応答の時間。食事の内容は、すりながしに加え、飛騨高山のまんま農場の「ゆきまんま」を炊いたご飯、先生が用意した鮭の味噌漬け、青菜のぬた、れんこんのにんにく味噌漬けと盛りだくさんです。醸せ師範の資格も持つ志賀先生の料理は“発酵”が取り入れられていて、まさに体が喜ぶものばかり。
すりながしを食べるのは初めてという参加者が半分以上だった中、自身のためだけでなく、添加物に敏感な幼稚園児にさっそくすりながしを食べさせたいなどの声もいただきました。
すりながし協会初のイベントを、BUKATSUDOという素敵なスペースの協力で開催でき、参加者から温かい反応をいただいたことに感謝し、これからもさまざまなイベントを企画・実施していこうとの思いを強くしました。